天職と転職

天職を探すために

天職についている人はどのくらいるのでしょうか?

私は子供英語会話教師をしています。英語が好きで、教えることも好きなのですが、子供が苦手です。とはいっても、子供たちに嫌われているわけでもなく。保護者の方にも「うちの子楽しそうに通っていますよー」とうれしい言葉をかけてもらっています。英語と教えることが好きな方が子供が苦手な気持ちより大きいのでこの仕事が続いているという感じです。

よく「大人に教えたらいいのに」といわれますが、やはり子供の方が吸収力がよく、発音もきれいで、やりがいがあるんですよね。大人で英会話に通っている方、ごめんなさい。それでも子供は結局自己中心的。相手のことを考えていない発言や行動に毎回イライラしてしまい、英会話より態度の指導をしたくなってしまいます。

英会話教師は雇われていますが、実際教えるのは自分で、自分が頑張った分子供たちが伸びるのはうれしいのですが、最近はイライラ多くなってきました。そこで最近は転職を考えるようになりました。教えるという仕事は、他の仕事に比べ、人に「影響」を与えられる仕事です。なので、事務とか会社員ではなく何かしら人に「影響」を与えられる仕事をしたいです。

30歳、今なにかにチャレンジしないともう手遅れになってしまうような気がしています。ある程度やりがいがあって安定している仕事をあきらめて本当の天職を探す道を選ぶ決意をするべきか悩んでいます。

転職して変わったこと

薬剤師の私は転職をして変わったことがあります。4年制大学を卒業して、すぐに医療系の独立行政法人の職員になりました。大学の専攻が薬学科だったので、まったくちがう世界だったんですが団体職員ということで、安定を求めていた私にとって適している職場だと思い、就職しました。

医療の現場は今までの世界とかけ離れていて、とても苦労しました。でも、日に日に仕事への理解が深まってゆき、それはやがてやりがいに変わってゆきました。そこから、なぜ転職をしたのかというと私の中のあたりまえ、その職場でのあたりまえが世の中ではおかしいということに気づかされたからです。

職場は福島県にあり、あの東日本大震災で被災しました。同僚たちは次々に退職してゆき、どんどんと時間外労働が多くなってゆきました。17時に就業時間が終わる原則でしたが、職員や患者さんの対応で昼間はいっぱい、ようやく自分の仕事に取り組むことができるのは夜の21時からだったのです。

そんなことは、たとえあの震災がなかったとしても職場ではあたりまえのように行われていて私も仕事というものは、これがあたりまえだと思っていました。時間外労働や休日出勤が重なり、やがてドクターストップが出るようになって、ようやく気づきました。ここで働き続けてしまったら、自分が壊れてしまうと。そこで転職をすることを決意しました。

福島県から地元に戻りました。最初は地元の医療系の会社にエントリーしていましたが、やはりなぜ安定した団体職員をやめてまで転職するの?という人事担当の方の問いにうまく答えられずにお祈りメールが続きました。

知識のある医療系の会社に絞り、どうして転職することになったのか正直に伝えることに決めました。まずは、元気に仕事ができるようにしたい、仕事のスタイルを変えて、医療の場に貢献できる仕事に就きたいという気持ちを整理して伝えました。

転職、転職活動をして、私が変わったことに気づいたことはいくら給料が良くて、安定していても毎日がズタズタボロボロの生活だったら、意味がないということです。仕事だけが全てじゃないこと、仕事に全てをささげる必要もなくて他にも大事なことがあるということがわかりました。仕事以外に楽しみを見つけて、そこでリフレッシュするとまた仕事に戻った時に何倍もやりがいやパワーが出てきます。

なかなか上手く行かなかった転職活動ですが、最終的には薬剤師転職サービスを利用しました。医療関係では鉄板の薬キャリというサービスですが嘘のように簡単に決まってしまいました。転職をして、一気に仕事への向かい方を変えたら新しい趣味に出逢ったり、すてきな人たちに出逢うことができました。

もし、今の場所に未練があったり、先への不安があって動けなくなっている方がいたら、無理はしないで限界まではがんばらないで伝えたいです。その場から離れることは、逃げることではないと思います。